SPF豚とは?
SPF豚 (Specific Pathogen Free)とは、豚の発育に悪影響をおよぼすあらかじめ決められた特定の病気を持っていない、健康な豚の事です。ですから抗生物質などの薬品はほとんどお世話になる事がありません。
SPF豚はどのように作出?
分娩の際、帝王切開などの外科的方法で無菌的に子豚を取り出します。
その子豚を、雑菌の少ない状態で人工哺育をすると病気のない豚群が出来ます
こうして作られた豚群を、厳重な防疫管理のもとで育て上げた豚が「SPF豚」なのです。
この「SPF豚」を曾祖父母にもつ豚が種豚として最上川ファームに導入され、最上川ポークが生まれます。
SPF豚農場の防疫コントロールは?
あらかじめ決められた特定の病気が農場内に進入した場合、SPF豚農場ではなくなります。
SPF豚農場を維持する為にはその病気の侵入を防ぐ必要があります。そこで農場の周りをフェンスで囲ったり場内に持ち込むすべての資材などを厳重に消毒し、入場する人間も制限します。入場する場合は必ず入浴し場内専用の衣服に着替えなければいけません。
SPF豚が「旨い!」訳
- 保水性が高いので、うまみを逃がさない。
- 赤身の部分に適度な脂肪がふくまれとてもジューシー。
- 肉質がキメ細かくやわらかな食感です。
- 冷めても固くならず、おいしく食べられます。
- 脂肪は白くあっさりしています。
- 気になる豚肉独特の臭みがない。
このようにSPF豚は、より高い防疫コントロールされた環境の中で健康に育てられた豚なのです。
ですから「・安全・安心・おいしいお肉」になるのです。
SPF農場勤務規則 10カ条
- 従業員は自宅で豚を飼育しない。
- 自宅で飼育する動物(ペット)に必要な処置をする。
- 農場の従業員は原則として他の農場、と畜場、食肉処理場及び病原菌に汚染する恐れのある場所に立ち入らない。
- 前記の場所に立ち入った時、一定の期間を経過し社長、場長の許可を得てから入場する。
- 農場内へ入場しようとする者はシャワーを浴びて入場し場内専用の衣服を着用する。
- 一旦場外へ出たときは、必ず再入浴して入場する。
- 場内に持ち込む物品は最適な方法で厳重に消毒する。
- 動物はもちろん、生肉、魚介類等生ものの持ち込みは厳禁。
- 関係者以外の自動車の乗り入れは原則として禁止。
- 農場勤務規則に違反した時、及び防疫上好ましくないと判断した時は農場内立ち入り禁止。